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巡り来たるこの回の通底を成したる回覧に値せし驚くべき事柄は 我らHUMANの歩みを回復の道へと回転せしむべき時の到来を見よと迫る静かなる魂の絶叫 潮流 演算 必然において、我らにダメージを与え続けたる諸前提 枠組みを撤回し それがテラ運営の必然として作られたる未来型ロボット人間「太郎」「花子」のように、条件付けられたる反応の連続を「生きる」こととする悪夢を回避 迂回し もはや回ることすら困難と堕落停滞したる頭脳を叱咤してフル回転せしめ 遙か回想すら届かぬところへとたちまちのうちに回帰するための錠前を回し 暗く苦しき制限を一掃するための術を探し回らんとするに至るところ 即ち回=回の段階に到達せしことをここに垣間見る驚きと喜びのエキサイトである

回復はまずその始まりに回避 撤回をみることなれば 「回」を投入せし結果「回」が得られるという演算式において その入力と出力との間で作用したものは「回すること」そのものであり それ以外はない 即ち 回を回したがために回を得たという理の目撃であり 我らHUMANがその機能制限版HUMAN-LEから脱し 回復を求めて回帰するには 回し続けることであるという導きをここに見るのである 今 この理を森羅万象の始発駅であるミクロの世界へと立ち戻って探るならば それは「固有状態」と呼ばれていることを知る驚きに至る。即ち 回=回とは貴方という固有状態を露わにすることと読み解く音楽をここに残して私は去る。

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